最近少しダイエットの必要性を痛感してはいても、どの方法も色々と拘束がきつかったり、孤独に体重計や姿見を前にして人知れずしんどい思いを我慢しなければならないものと、今一歩本格的にダイエットに取り組むのにためらいをおぼえる方も多い筈です。
肉体的に過酷なメニューをこなすことを要求する方法では、短期間で効果が出てもすぐにリバウンドすることも。
気軽さや続けやすさを売りにしたサプリメントの類も正直なところ、代償に支払うお金に見合った結果が約束されているのかと言えば疑問符が付く者でしょう。
SNSで話題の暗闇トレーニング
ところが最近では海外を中心にインスタグラムなどのSNSでも注目をあつめているのが、暗闇トレーニングになります。
いかにも挑発的なネーミングの暗闇トレーニングですが、いよいよ日本でも静かにブーム兆しが見えつつあります。
しかし暗闇トレーニングというのはある特定の、方法論だけを意味しているわけではなく、ボクササイズやトランポリンと言ったように従来から、スポーツジムなどにおいて提供されてきたスポーツを新たなスタイルで再認識し、楽しい雰囲気のななかで自然とダイエット効果をもたらすことを目的にしているのが特徴です。
具体的にどのようなトレーニング方法があるのでしょうか。
フィットネスバイク
まずフィットネスバイク、これは室内で自転車型のマシーンを活用してあたかも屋外で自転車を高速運転するかのように濃いでフィットネス効果を狙うと言うものです。
サイクリングは走破距離も長く脂肪燃焼効果に優れていますが、必ずしも普及しているとは言えず天候にも左右されます。
この点フィットネスバイクはいつでも屋内で、ダイエットに効果的な有酸素運動を実践できるというのが大きなメリット。
そしてウィーキングなどに比較しても、エネルギー燃焼効率の高さは明らかアで、早めのペースでは30分で300キロカロリーほども消費するとされているほどです。
足の筋肉に大きな負荷をかけるので、引き締まった外見になり部分痩せにもピッタリのトレーニングです。
ボクササイズ
ボクササイズも暗闇トレーニングでは人気の高い種目のひとつ。
ボクササイズの特徴はボクシングのスタイルに、エクササイズの要素を取り入れた点にあります。
どちらの要素を重視するかは、スタジオにより違いがありますが、エクササイズ重視のスタジオでは複数の人が一堂に介したあレッスンが主流で音楽に合わせた、ボクシングの動きを組み込んだトレーニングを行います。
ボクササイズでは様々な筋肉に負荷をかけるので筋力増強と有酸素運動の両面を同時に実践できるのがメリットです。
特に筋力を増強するというのがポイントで、基礎代謝量をアップさせることになるので太りにくい身体づくりに繋がります。
またボクササイズは全身運動なので、血行を促進し冷え性などの改善も期待できます。
トランポリン
トランポリンと言えば子供の頃の遊戯の際に使用した記憶をお持ちの方もいるでしょうが、暗闇トレーニングでも人気の種目のひとつです。
トランポリンのうえを跳躍することを繰り返すと言う内容ですが、ダイエット効果は抜群。
ダイエットの成否を分けるの要素には、有酸素運動をどれだけの時間費やすことができたのか、という問題があります。
一般的なウォーキングでは、最低でも20分は継続しなければならない、とされているのに対してトランポリンではわずか5分です。
そしてトランポリンの魅力には全身運動が可能になっている割には、ひざなどへの負担が少なく負傷などのリスクも抑えられていると言うことです。
子どもの遊戯にも活用できるのは、安全で遊び感覚で楽しめながらも、しっかり全身の筋肉に負荷をかけられると言うのが大きな魅力です。
エアドラム
エアドラムという名前を聞いても、いまいちピンと来ないかもしれませんが、文字通りエアでドラムをすること、つまりドラムを演奏するかのように手足を動かし全身運動を行うと言うトレーニングです。
トレーニングと言えば専ら身体を動かすというイメージが濃厚ですが、暗闇トレーニングにおけるエアドラムでは音楽とのコラボレーションが大きな意味を持っています。
照明に照らし出される中で、あたかもステージにたっているかのように錯覚する、アップテンポの音楽が流れる中、ドラムスティックをたたきあいながら全身を動かしていきます。
日常生活ではまず行うことがないポーズを実践しながら非日常的雰囲気も味わいながら、有酸素運動に取り組むことが出来るのが大きなメリットです。
リズム感がなくても大丈夫で、コーチの動きを目で追いつつ、身体で実践しながら色々なスクワットも行うので、消費カロリーも大きくなります。
EMSスーツ着用のトレーニング
暗闇トレーニングでは、最新のフィットネス機器を駆使しながら実践するトレーニングも登場しています。
そんなトレーニングがEMS着用のトレーニングになります。
EMSとは微弱な低周波を筋肉に通すことで、筋肉の活動を刺激し筋力増強をはかろうと言うものです。
EMS自体もスポーツ医学やリハビリテーションの現場でも筋力回復や機能回復訓練などにおいても、エビデンスに基づいて効果が認められています。
EMSが勝手に筋肉を動かしてくれるので、あまり激しい運動に至らなくても筋肉には大きな負荷がかかるので、トレーニング効果が大きい割には、しんどさを感じることは亜少なくなっています。
EMSを実装したウエアを着用し、シンプルでゆっくりした動きが中心なので、運動への苦手意識が高い方でも安心して参加できるのもメリットです。
暗闇トレーニングが日本人にウケる理由
暗闇トレーニングでは、フィットネスバイクやボクササイズなどのトレーニングを暗闇を演出したスタジオで実践することになります。
それでは暗闇トレーニングは最近注目を集めるのはどこに理由があるのでしょうか。
この点は日本人の意識のなかに根強い、フィットネスクラブへの、イメージを大きく変えたことに理由があると言えます。
フィットネスクラブでダイエットに成功しているのは、一握りの求道者に限られると考えられてきました。
ところが暗闇トレーニングでは、従来のイメージを一変させて、身近に堪能できるアミューズの一つと2認識を広く共有されたところに、人気の秘密を見いだすことが出来ます。
羞恥心を感じずに没頭できる
まず日本人特有の文化的背景ですが、羞恥心を自覚させない雰囲気づくりに成功しているのは明らかです。
暗闇のなかでは互いに相手を詳しく認識することが出来ません。
特に体型にコンプレックスを持っていたり、運動中は他人と顔を合わせたくない・運動に自信が無いので上手に出来る自信がない、などの悩みを持っている方に最適の雰囲気づくりです。
暗闇の中で人目を気にせず、トレーニングに没頭できるので、同じトレーニング仲間のなかで浮いてしまい恥ずかしい思いをする気遣いもありません。
暗闇トレーニングでは使用する機器やスタジオ内での立ち位置なども、事前の予約で希望通りの条件で利用できるシステムになっているのも、好感が持たれています。
一体感を楽しめる
そして暗闇トレーニングでは、ボクササイズやトランポリンなどのおなじみのトレーニングを、敢えて暗闇の中で実践します。
効果的に証明が配置されていて、音楽に応じて変化したりして、舞台の中心にいるかのような演出で不思議な一体感を味わえます。
まさにそこは暗闇の異空間で、日常生活からは断絶されたかのような独特の世界観です。
その場に参画することで、不思議な帰属意識を体感できますが、ここに非日常的な一体感に浸ることができる理由です。
ハイテンションのインストラクターの掛け声や、ハイテンションな音楽が醸成する雰囲気を、暗闇がエンターテインメント性が強調されるので、参加者の誰もが充実感に包まれるなかで有酸素運動も辛さを感じることなく終えることが出来るわけです。
エクササイズはつらいもの、というこれまでの見方を一新させる内容になっています。
ビジネスパーソンも通いやすい短時間レッスン
ところでエクササイズのためにスポーツジムを利用する場合、定期的に通うだけでなく筋力増強の為にもある程度の時間を費やすことが当然の前提とされてきました。
スポーツジムによっては目標実現のために、各種の機器を使用してのトレーニング時間なども詳細なスケジュールが提案されることも珍しくありません。
そのため平日多忙でトレーニングの為に時間を見つけるのが困難なビジネスパーソンなどにあっては、スポーツジムを利用するのは現実的な選択肢には入ってこない状況も存在していました。
この点暗闇トレーニングでは、数あるトレーニングのいずれもが短時間で有酸素運動が可能な特徴を持っているので、1レッスンあたり30分から45分程度で済ませることが出来ます。
駅近の立地で通勤前の利用にも最適です。
非日常が楽しめる暗闇トレーニングの魅力
暗闇トレーニングは、色々なメニューのなかから自分にあった種類を選択することができます。
トレーニングのなかにはEMS着用トレーニングのように最新の機器を採用したものもありますが、従来から紹介されたトレーニングが中心です。
それが暗闇トレーニングにおいて再び脚光を浴びているのは、トレーニングにエンターテインメントの要素と、人目を気にしないで没頭できる間口の広さにあります。
これまでフィットネストレーニングには敬遠がちだった方や、挫折した経験を持つ方でも、楽しく気軽に高いトレーニング効果を体感することも可能なのが魅力です。
カリスマ性があるトレーナー
とはいっても暗闇トレーニングが短期間で人気を獲得し、多くの人を魅了してきたのには、フィットネストレーニングのあり方に変革をもたらしただけに尽きるものではありません。
暗闇トレーニングの人気をはかるうえで忘れることが出来ない存在は、カリスマ性を持つトレーナーの存在です。
暗闇トレーニングでは参加者のそれぞれを引き込み、テンションを引き上げるトレーナーが、その場の雰囲気を左右しています。
激しい動きと時にはあおるような掛け声で、参加した誰もが引き込まれてしまうのは、個性あふれるトレーナーの存在を抜きにしては語れません。
彼らの経歴はユニークでパフォーマーの経歴を持つ者から、理学療法士などの運動の専門家まで、多彩な経歴を背景に独自の世界観で人気を集めているのです。
運動ができなくても楽しめる工夫
さらに暗闇トレーニングの人気を支えているのは、敷居の低さとスキルを必要としない単純な動作を中心にコンテンツが提供されている点も指摘することができます。
器具を使ったトレーニングが多く、単純な動作を繰り返しながらも冗長さを感じることなく、音楽やトレーナーの掛け声などに引き込まれると体感的に、あっという間に時間が経過してしまうとの感想を抱く方が多いようです。
暗闇のなかで音楽にあわせて、運動をするというのは普段の日常ではまず経験することが無いので、新鮮な体験を得ることができるのが退屈さを感じない理由になっているようです。
ダンスを組み合わせたような複雑な動きはなく、単純な動作で構成されているので、苦手意識を感じる暇もないので、運動への苦手意識を持つ方でも長く継続できると言えます。
まとめ
海外で大人気、最近日本国内でも急速に人気を集めつつある、暗闇トレーニングを御紹介してきました。
トレーニングに取り組むのは、ダイエットなどを目標にする方が多いですが、挫折体験や苦手意識を持つ向きも少なくありませんでした。
この点、暗闇トレーニングはボクササイズやトランポリンなどの従来から知られていたトレーニングに、ショー的要素とエンターテインメント性を付与し、誰でも参加しやすい雰囲気づくりに成功することで短時間の間に大きな人気を獲得するに至りました。
どなたにでも暗闇トレーニングはおすすめできます。